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利益だけでは破綻する

会社を円滑に経営していくためには、利益だけを見ているのではダメで、利益だけでは企業の実態を把握できません。

まず企業の決算書には「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」という3つ、いわゆる財務三表というものがあります。

損益計算書は、売上高から当期純利益まで利益の算出過程が段階を踏んで記述されており、どの過程において利益が生み出されているのかを理解することができます。

ですので、ここで一安心してしまう経営者様も多いのですが、実は損益計算書では、利益の生み出される過程はわかるのですが、資金との関係がどのようになっているのかまでは把握することができません。

これを把握するためには、貸借対照表やキャッシュフロー計算書が必要となり、これらが相互に関連しあうことにより、会社経営の正しい状況を把握することができるのです。

利益と資本の関係

重要なことは「利益」だけをみないこと。

企業経営において問題なのは「利益が出ているから安心」といった利益重視の思考で、その利益のためにつかった資本との比較がとても大切です。

例えば株式などでは、投資をする際、100万円投資したら、せめて5%くらいの利益が欲しいって考えたりしますよね?

同じように会社の利益も後追いではなく、設備投資や人員補充などで資金を使ったときに、いくらくらいの利益が出るのか?どれくらいで回収できるのか?を判断しつつ、財務経営力を身につけなければなりません。

4つの戦略的経営力

経済産業省の「中小企業政策審議会・企業力強化部会」において、中小企業が勝ち残るためには、中小企業が持つ潜在力・底力を最大限に発揮し、戦略的経営力を強化する必要があるとし、以下の4つを示しています。

  1. 成長のための知恵・知識・ノウハウ
  2. 資金の確保・調達力
  3. 財務経営力
  4. 国際競争力に耐えうる技術力・人材