日別アーカイブ 2020年9月17日

事業承継が経営課題

帝国データバンクの企業向け調査によれば、約7割の企業が事業承継を経営上の問題と認識しているのだそうですね。

また、今後5年以内を念頭に事業承継の手段を聞いたところ、M&A(合併・買収)に何らかの形で関わる可能性を想定している企業が約4割弱にも登るのだそうです。

この調査は8月18~31日に実施されたようで、有効回答企業数は1万2000社。

事業承継への考え方についての質問において「最優先の経営上の問題と認識している」は12%、「経営上の問題のひとつと認識している」は55%で、合わせて67%が事業承継を経営上の問題として認識していているようで、日本においては少子高齢化問題と合わせて問題のひとつとなっています。

また新型コロナの影響によって事業承継に対する関心に対して変化はあったのかどうかという質問に対しては「変わらない」(75%)が大半を占めており、「高くなった」という答えは9%にとどまり、コロナによる影響は少ないものの、その理由のひとつとしては「新型コロナの影響で事業承継どころではなくなり、今は会社存続が当面の課題になっている」などの意見があったようです。

確かにコロナの影響を考えると、未来をみるどころか明日さえわからないという状況となっている企業も多いですし、かえって、事業継承するよりも会社を畳んでしまおうという考えに向かっていきそうな気もしますよね。

さてその事業承継の計画の有無について聞いたところ「計画があり、進めている」のは19%、「計画はあるが、まだ進めていない」というのは21%となり、計画はあってもその半数は事業継承へと進んでおらず、なかなかこの状況下では事業継承を進めていくどころではありませんよね。

また近い将来(今後5年以内)における事業承継の手段を聞いたところ「M&Aに関わる可能性がある」と答えた企業は37%に達しており、規模別では大企業が43%と全体を上回ったが、中小企業は36%、小規模企業は34%にとどまり、企業規模で意識の差が開いているようです。