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1行主義は危険

取引する銀行は増やしたくない、財務管理するのが大変になる。
そんな風に考え、取引銀行を絞っていたりしませんか?

実はこれ、あまりいい方法ではありません。

というのも業績がいいときは問題ありませんが、業績が悪くなった時、1行としか取引していなければ、その大事な1行が融資してくれなければ、会社の経営は成り立たなくなってしまいます。

実は中小企業であれば、取引銀行の数が「都市銀行1、地方銀行1、信用金庫1、政府系金融機関1」というのがいいと言われています。

複数の銀行からバランスよく借りることが大切で、比率としてはメインバンクからの借り入れは全体の借り入れの55%以内に留めるようにしておきましょう。

月次決算のすすめ

決算と聞くと、年に一度作成し税務署に提出するものですが、経営者の中には,面倒くさいなぁと考える人もいるのではないでしょうか?

しかし、経営をしっかりと行っていくためには、年一回の決算だけというのではなく、毎月決算を行っておきたいものです。

年一でも面倒なのに毎月??などと思われるかもしれませんが、毎月の経営成績を確実に把握しておくことは会社経営を行っていくうえで、とても重要なのです。

さて、そんな毎月決算を行うのであれば、いつくらいに確定すればいいのでしょうか?

通常の決算であれば2か月以内でもいいのでしょうけど、毎月ともなると翌月の中旬には作成しておきたいですね。

理想としては1日でも早く確定できればいいので、まずは翌月10日を目途に初めて見るのがいいでしょう。

とはいえ、毎月発生する費用ばかりではなく、2~4か月に発生してくる費用などもあり、なかなか毎月決算なんてできないよなんて思われるかもしれませんが、このような場合は、それぞれの月で按分し、計上していくといいでしょう。

費用などは毎月平均化したほうが、現状を把握しやすいですし、経営判断も行いやすくなると思います。

借入限度額の考え方

会社がお金を借り入れる場合、その会社にあった金額にしておかなければ健全な会社経営を行うことができませんので、現在の借入金の残高がどれくらいあるのか、またどれくらいの借入金額なら大丈夫なのかを把握しておきたいものです。

まず運転資金として借り入れる場合であれば、売上の2か月を目途にしておきましょう。

とはいえ、これはあくまでも理想的な形での借入であり、実際のところ、売上の代金を回収するまでには時間がかかることもあり、3か月~4か月分くらいの借入となってしまう企業も多くなっています。

またその他の考え方として、金利面で借入金の限度額を決定する方法もあり、年間売上の1%くらいまでを年間金利と考えましょう。

例えば年間の売り上げが1億円の場合、その1%は100万円ですから、支払利息を100万円以内に抑えるように経営していけば、債務が過大になることを防ぐことができるでしょう。

売掛金の管理方法

売掛金というのは、モノやサービスを売ったにも関わらず、いまだ代金として支払いを受けていない金額のことですが、このお金を回収しなければ会社経営は苦しくなりますし、売掛金がたまる一方では経営は破綻してしまいます。

本来、理想的な経営というのは売掛金のない状態、つまりは現金での商売が1番安心かつ安定した経営をすることができるのですが、小売・サービス業であればともかく、会社間の取引においては、どうしても現金払いで済ませることはできなく、売掛・買掛での取引となってしまいます。

ですので、会社経営者は売掛金をきちんと回収するためには、しっかりと気を配り、社内での体制を作り上げておくことが大切です。

最低でも、売掛金回収の責任の所在と、経理部との連携、未入金であった場合の作業フローなどを明確化しておくだけでも、経営を助けてくれることになります。

売掛金というのは、ため込んでしまうとドンドンと経営を圧迫していくものですし、回収するための労力と時間さえも奪われてしまいます。

早め早めの対応が、会社を健全に経営していくための最善策となります。