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利益計画の重要性

中小企業においても利益計画策定の必要性が高まってきています。

というのも、役員への給料、つまり役員報酬は理由もなく途中から変えることができませんし、変更においては不利になることばかりです。

ですので、期首に役員給与を決定し、利益計画を中心に考えることが大切です。

しかし、多くの経営者の中には、どのようにして利益計画を作成すればいいのか、わからないという人も多いでしょう。

そこで簡単な方法なのですが、まずは経営者が来年度の構想を思い描くことが大切です。

例えば、社員を一人採用するのに、その年収と採用広告費にいくらかかるとか、新製品の開発にいくらかかって、広告費をどれくらいかけるかなどをざっくりと紙でもいいですし、PCでもいいのでまとめてみるのです。

そこで来期の1年の事象を眺めることができ、そこから利益計画を策定していくのですが、中小企業においては、以下の数字を目標としてみてください。

(長期借入金の年間返済額-減価償却費)x 2 = 経常利益(最低目標)

借入金から減価償却費を引くのがなぜだか不思議になるかもしれませんが、これは減価償却費が実際にお金の出ていかない費用であるからであり、さらに差し引いた金額を2倍としているのは、税金を考慮しています。

中小企業などで、どうしても軽視しがちなのが税金で、実はこの税金を甘く見ていると大変なことになります。

乱暴な考え方ですが、100%の利益のうち、その半分は税金で持っていかれるというように考えておいたほうがいいでしょう。

7つの帳簿

会社経営において一番重要なのは、現在の会社の状況、つまりいくら儲かっているのか、資産や負債はどれくらいあるのかを常に把握しておくことです。

どんなに売上が上がっていたとしても、仕入れや経費にお金がかかっていては経営を圧迫してしまいますし、帳簿上は儲かっているとしても、資金面において余裕がなく、税金を支払うことができないなんてことは珍しくありません。

また、お金を借りるにしても銀行などに財政状況などを開示しなければなりませんし、経理会計、つまり7つの帳簿をしっかりしておく必要があります。

現金出納帳
文字通り、現金の流れをまとめるもので現金における入金や残金を記入するもの

普通預金出納帳
普通預金による取引の流れを記入するもので大抵の場合は、銀行の普通預金通帳で代替することができます。一般的には銀行での通帳記入で済むこともあります。

売掛帳
掛けによる売上と入金した金額を記入するもので、掛売によって生じた売掛金を正確に管理することができ、過大請求や入金漏れを防ぐことができます。

買掛帳
買掛による仕入金額と支払った金額を記入するもので、こちらも買掛による過大請求や支払漏れを防ぐことができます。

賃金台帳
従業員の給料を計算する帳簿で、人件費を管理することができます。

固定資産台帳
資産ごとに減価償却の計算をする帳簿で、消耗品として処理できないものや、耐用年数1年以上の資産を購入した場合に記載します。

総勘定元帳
発生したすべての取引を勘定科目ごとに集計したもので、主要簿とも呼ばれていて、これまでに紹介した帳簿をまとめた目次的なものといってもいいでしょう。

1行主義は危険

取引する銀行は増やしたくない、財務管理するのが大変になる。
そんな風に考え、取引銀行を絞っていたりしませんか?

実はこれ、あまりいい方法ではありません。

というのも業績がいいときは問題ありませんが、業績が悪くなった時、1行としか取引していなければ、その大事な1行が融資してくれなければ、会社の経営は成り立たなくなってしまいます。

実は中小企業であれば、取引銀行の数が「都市銀行1、地方銀行1、信用金庫1、政府系金融機関1」というのがいいと言われています。

複数の銀行からバランスよく借りることが大切で、比率としてはメインバンクからの借り入れは全体の借り入れの55%以内に留めるようにしておきましょう。

月次決算のすすめ

決算と聞くと、年に一度作成し税務署に提出するものですが、経営者の中には,面倒くさいなぁと考える人もいるのではないでしょうか?

しかし、経営をしっかりと行っていくためには、年一回の決算だけというのではなく、毎月決算を行っておきたいものです。

年一でも面倒なのに毎月??などと思われるかもしれませんが、毎月の経営成績を確実に把握しておくことは会社経営を行っていくうえで、とても重要なのです。

さて、そんな毎月決算を行うのであれば、いつくらいに確定すればいいのでしょうか?

通常の決算であれば2か月以内でもいいのでしょうけど、毎月ともなると翌月の中旬には作成しておきたいですね。

理想としては1日でも早く確定できればいいので、まずは翌月10日を目途に初めて見るのがいいでしょう。

とはいえ、毎月発生する費用ばかりではなく、2~4か月に発生してくる費用などもあり、なかなか毎月決算なんてできないよなんて思われるかもしれませんが、このような場合は、それぞれの月で按分し、計上していくといいでしょう。

費用などは毎月平均化したほうが、現状を把握しやすいですし、経営判断も行いやすくなると思います。