「起業」に関するある調査によれば、日本においては、起業希望者数は年々減少しているのだそうですが、実際の起業数は年々増加傾向にあるのだそうですよ。
これはなかなか面白い傾向ですよね。
その反対に、起業をしなかった人の理由では、資金不足であったり、起業におけるリスクがあるという理由が1,2を争うようで、これは根本的に資金が大きなハードルとなっているのではないでしょうかね。
そもそも自己資金だけで経営していけるのであれば、何ら問題はないのでしょうけど、起業してすぐに利益を生む出していくのは至難の業です。
とくに、起業するのであれば、これまで経営という立場から会社を見たことがない人がほとんどでしょうし、なかなか利益だけを追及しているだけでは会社経営は成り立っていかないものです。
ですので、起業する人の約7割の人々は、なんらかの方法によって資金を調達する方法を知っているようで、7割のうち約4割が銀行からの資金調達、約2割の方がクラウドファンディングを挙げています。
さてそんな中、最近日本でも話題となるつつある、ファクタリングについては一体どれくらいの認知度があると思いますか?
実は、ファクタリングについてはなんと全体の1.96%しか知らないのだそうです・・・。
もっともこれは起業家に対するアンケートですので、ファクタリングをするには売掛金がないこともあるので、納得できる数字ではあるのですが、これはちょっと寂しいですね。
しかもそのファクタリングのイメージを聞いたところ、難しいというのが53%、不信感があるというのが15%と、なかなかのイメージの悪さのようです。
まぁ、日本ではこれまで資金調達といえば、銀行融資がほとんどでしたから、比較的新しいサービスであるファクタリングには、あまり関心を持たれないばかりか、胡散臭く思われてしまうのでしょうね・・・。
いい加減、日本人も銀行は安全だという認識は変えていったほうがいいのですけどね・・・。