世界経済11年ぶり低成長

世界経済11年ぶり低成長

国際通貨基金(IMF)が2020年の世界経済の成長率予測を2%台に引き下げる方向なのだそうです。

これまで1月時点の予測では3.3%だったのですが、中国、日本だけでなく今や全世界に広がりを見せつつある新型コロナウイルスによって「19年(2.9%)を大きく下回る」と判断したのだそうで、これは金融危機直後だった09年以来、11年ぶりの低成長となるのだそうです。

これによりIMFと世界銀行は新興・途上国向けに緊急融資を実行し、保健体制の整備や内需の下支えを促していくようです。

ゲオルギエバ専務理事は「20年の世界経済の成長率は、現時点の見通しとして19年の水準を大きく下回るとみている」と指摘しており、今後IMFは4月に世界経済見通し(WEO)を改定し、各国・地域の経済予測を修正するようですが、これは思った以上に深刻な数字となりそうですね。

そもそも世界経済は 2019年の米中貿易戦争がブレーキとなって、金融危機直後の09年以来、10年ぶりの低い成長率となっており、20年は3.3%に回復すると予測されてはいたのですが、このコロナウイルスの影響により一転して2%台の低い伸び率にとどまりそうで、2年連続で3%を下回るようなことになれば、かつて湾岸戦争があった1991~93年以来の低成長期となるのだとか。

そもそも世界経済は成長率が3%に届かなければ危険サインとみなされていて、2.5%を下回れば不況とも言える状況なのだそうで、一部の民間シンクタンクは1~3月期に世界経済がマイナス成長に転落するとみており、この状況は新型コロナウイルスの拡大に歯止めがかかるかどうかにかかっているようですね。

今回、中国で発生した新型コロナウイルスは、いまや日本、韓国だけにとどまらず、イタリアなどでも感染が拡大しています。

しかし、軒並みのニュースでは途上国の実態が確実にはつかめておらず、この数値が出てきたら、今以上に世界パニックとなるような気もしますよね。

そもそも途上国は検査薬や衛生用品が行き渡っておらず、医療・保健体制が不十分な状態ですから、このまま感染者が増えるとなると、世界的な流行に歯止めがきかなくなるリスクもありますから、まだまだ余談を許さない状況が続きそうですね