先進国にデフレの影

先進国にデフレの影

3月にアメリカ・ヨーロッパの消費者物価の伸びが急激に鈍り、国際通貨基金(IMF)は2020年の先進国の物価上昇率を5年ぶり低水準の0.5%と見込んでいるようですね。

コロナウイルスの影響により外出制限など経済活動の収縮が世界的に広がっており、低インフレ・低金利に覆われるが長く続く懸念があるのだそうです。

3月の消費者物価の前年同月比上昇率をみると、アメリカでは1.5%と2月から0.8ポイントも伸びが小さくなり、ユーロ圏でも0.7%と0.5ポイント縮まっり、いずれも新型コロナの影響で原油相場が急落し、ガソリンなどのエネルギー価格も低下したことによるもので、ともに3月以降に主要都市で厳しい外出制限がかかり、ヒトの移動が止まったことで、サービス分野の価格の下げも大きくなっています。

なんとアメリカでは航空運賃が10%以上、宿泊料も6%を超す落ち込みになっているようで、自宅での「巣ごもり消費」で食料品や酒類の価格は2月より伸びが大きくなったとはいえ、総じてみれば需要の急速な縮小が物価を押し下げているとのことのようです。

日本においても、 外出制限ほどきつく縛られていないにせよ、自粛要請により、これまでのように街中に人があふれるということがなくなっていますから、当然のごとく、消費は抑えられているでしょうし、ましてや3月~4月ともなると卒業・進学のシーズン、桜の咲く季節でお花見と、これまでは消費が伸びる傾向のある時期だったにも関わらず、この現状ですから、経済が落ち込んでいくのも無理はありません。

ましては、いつ終息するのか見えていない中、1年~2年くらいかかるのではないかという声も聞かれますし、このコロナ以降、人々の生活様式は一変していくでしょうね。