日銀の総資産

日銀の総資産

なんと日本銀行の総資産が、国内総生産(GDP)を上回ったのだそうですよ。

13日に公表された10日時点の総資産は553兆5922億円で、名目GDPの552兆8207億円(4~6月期、年換算)を超えたようで、日銀の総資産が同じ年のGDPを超えるのは戦後初めてなのだそうです。

この総資産のうち、国債が約469兆円、上場投資信託が約22兆円を占めていて、黒田総裁の下で異次元緩和を始める直前の2012年度末の総資産は約164兆円ということですから、この5年余りで約3・4倍まで膨れあがったことになります。

いまも日銀は「物価上昇率2%」の目標に向け国債などの買い入れを続けており、今後も資産はさらに増える見込みのようですが、保有資産の規模があまりに大きいと、緩和を終える「出口」で日銀の財務が悪化する懸念があるのだとか。

また、内閣府が本日14日に発表した2018年7~9月期の国内総生産速報値は、物価変動を除く実質で前期比0.3%減となり、このペースが1年間続くと仮定した年率換算は1.2%減となり、2四半期ぶりにマイナス成長に転じたようですし、さらに日銀の総資産との開きが大きくなっていくかもしれませんね。

名目GDPとは

そもそもGDPとは、「Gross Domestic Product」の略語で、国内総生産と呼ばれ、一定期間に国内に産み出された付加価値の合計のことで、GDPの伸び率が「経済成長率」を示していて、GDPが拡大すれば経済成長率はプラスとなり、GDPが縮小すれば経済成長率はマイナスとなる。

GDPには「名目GDP」と「実質GDP」の2つがあり、名目GDPというのは、その生産数量に市場価格をかけて生産されたものの価値を算出し、すべて合計します。

実質GDPは、「名目GDP」から物価の変動による影響を取り除いたもの。