武田の買収資金

武田の買収資金

武田薬品工業は、アイルランド製薬大手シャイアーを総額約460億ポンド、日本円にして約6・8兆円で買収することで合意したのですが、その資金に充てるため、米JPモルガン・チェースを中核とする銀行団から最大308億ドル、日本円にして約3兆3600億円を借り入れるのだそうです。

 

武田薬品工業

この買収は、国内企業による買収案件としては過去最高額となるようで、これにより武田薬品工業は世界の製薬企業の売上高トップ10に入るのだそうです。

今回の件では、世界のメガ製薬企業と競い合うために世界の「タケダ」になることが目的ではないかと言われていて、買収におけるリスクのことを考えると、なかなか思い切りましたよね。

とはいえ、3兆円を上回る借り入れによって、財務体質の悪化が懸念されますし、そもそも武田薬品工業<の時価総額は約3.7兆円ですから、その自社を上回る企業の買収って、なかなか凄いことですよね。 医薬品で最大の市場といえばアメリカなのですが、2位にいる日本との規模の差は3倍以上だとなっていて、シャイアーはアメリカの売り上げが6割超を占めていると言われています。 それを考えると、この買収によって米国市場の販売拡大が見込めるようで期待はしたいのですけどね。 また、今回の借り入れは、短期のつなぎ融資となっていて、1年以内に返済期限を迎えるようです。 武田は、長期融資に借り換えたり、新たに社債を発行したりするなどして借入金を返済する計画のようですよ。