2兆円の買収劇

2兆円の買収劇

セブン&アイ・ホールディングスが、アメリカ石油精製大手マラソン・ペトロリアム傘下でコンビニエンスストアを併設するガソリンスタンド部門「スピードウェイ」を買収するのだそうで、なんとその額210億ドル、日本円にして約2兆2000億円!!

新型コロナウイルス感染拡大後の企業の合併・買収(M&A)規模としては世界最大となるようで、今後成長が見込める海外での事業拡大を目指すのだそうです。

買収するスピードウェイは。アメリカでおよそ3900店舗を展開するコンビニ兼ガソリンスタンドで、アメリカのコンビニ業界では店舗数で3位なのだそうで、国内市場で大きな成長が期待しにくい中、セブン&アイでは今後、市場の伸びが見込めるアメリカで店舗を拡大する狙いがあるようですが、今年の3月には、いったん買収を断念していたんですけどね・・・。

とはいえ、週明け3日午前の東京株式市場では、今回の大型買収を発表によるものなのかはわかりませんが、セブン&アイ・ホールディングスの株価が急落しているようです。

なお買収資金については130億ドルのブリッジローンやセブン&アイから米子会社への増資80億ドルで賄い、新株発行を伴う資金調達は予定していないとしており、発表によれば取得価格に対するEBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)の倍率は13.7倍となっています。

今後有利子負債が膨らむ見通しのようですが、2 年後には EBITDA 有利子負債倍率を買収直後の5倍から3 倍以内に抑制することを目指しているのだとか。

EBITDA

Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation and Amortizationの頭文字をとった略字で 「イービットディーエー」「イービットダー」などと呼ばれます。

金利支払い前、税金支払い前、有形固定資産の減価償却費及び無形固定資産の償却費控除前の利益を指し、税引前利益に支払利息、減価償却費を加えて算出される利益のことで、国際的な企業、あるいは設備投資が多く減価償却負担の高い企業などの収益力を比較・分析する際にしばしば用いられます。